ゲームエンジン
ゲームを作るための「土台」となるもの
なに?
ゲームエンジンとは、2D・3Dのあらゆるジャンルのゲームを作る「土台」となるようなものです。ゲームエンジンの例として、高機能かつ多目的で使えるものとしてはUnityとUnreal Engineの二者が比較されがちです。
両者の違いについてはWeb上で「Unity Unreal Engine 比較」などで検索すると様々な意見がありますが、おおむね「Unityは比較的簡単で初心者向き、Unreal Engineはグラフィック表現に優れている」というような意見が多いように見受けられます1 2 3 。細かな違いとしては、主なところで言うと使用する言語が違います。UnityはC#、Unreal EngineはC++です。
ゲームエンジンの役割の1つとして、「あらゆるゲームジャンル・ゲーム以外のビジュアル目的の用途でも使われるような共通処理を標準で備えている」ことが挙げられます。
一般に、3Dゲームを作るには以下のような処理を本来は1から実装する必要があります。
- 3Dキャラクターや建築物などを描く「3Dグラフィックスの描画」
- 物が落ちる、吹っ飛ぶなどを再現・シミュレート(現実世界の模倣)をする「物理演算」
- 3D空間や環境を表現するための「音響処理」
- プレイヤーのコントローラのボタン入力等を認識するための「入力制御」
ゲームエンジンは、上記のこれらの実装の大部分を省略することが可能となり、「ゲームの面白さを追求する」といったより自分がやりたいことに注力できます。