再生モード
Unityの画面上でゲームを実際に動かすためのもの
なに?
再生モードとはUnity画面上部にあるツールバーにある「再生ボタン」が押されている状態(下図参照)のことで、主にゲーム開発では作成途中のゲームの動きを確認するためのものとして使われる重要な機能です。
普段我々がアバター改変のために使うシーンウィンドウは言わば「時間が止まった状態のVRChatの画面」といえます。仕込んだギミックやまばたきなどのアニメーション、服がうまく着せられているか?など、自分のアバターがVRChat上でどう動くかを素早く確認するための機能がこの再生モードと言えるでしょう。
Modular AvatarやAAOなどの非破壊ツールはユーザが設定した内容に応じてこの再生モード、あるいはアバターアップロード時に自動的に「服のボーンをアバターのボーンと結合させる(ModulaAvatar)」、「不要なブレンドシェイプを除去する(AAO)」といった事をユーザの代わりにやってくれるのです。
また、再生モードが解除されるとヒエラルキーウィンドウ上で変更を加えた全ての箇所が再生前の状態に戻されることに注意してください。たとえば再生モードに入りながらオブジェクトの位置合わせをしたり、不要なオブジェクトを非表示にしても再生モードを解除すると全てもとの設定に戻ってしまいます。
ちなみに、ジェスチャーマネージャー(Gesture Manager)を導入している場合は再生モードに移るための別の起動方法があります。 ヒエラルキーウィンドウ上の「GestureManager」ゲームオブジェクトをクリック→インスペクターウィンドウに表示される「Enter Play Mode」を押すことでも再生モードに移ることが出来ます。 この場合、単にツールバーから再生モードにした場合はアバターがTポーズのままでActionレイヤー内のアニメーションが反映されてませんが、GestureManagerから起動、あるいはGestureManagerゲームオブジェクトをクリックすることでAction等の各種レイヤー内のアニメーションの動きも確かめることが出来ます。
また、再生モードの注目すべき機能として、再生モードに入るまでの時間を短くできる「Configurable Enter Play Mode」というものがあります。
この設定を有効にするには、Edit > Project Settings > Editor の順に移動し、Enter Play Mode Options を有効にします。この際、Reload DomainおよびReload Sceneのチェックは外れたままにします(下図参照)。