アバター改変
アバターの見た目や印象を変えること、およびそれを実現するための技術群
なに?
アバター改変とは一般に、BOOTHなどで購入してきたアバターの髪型や髪の色、衣装などを変えたり新たにアクセサリーを付けたりすることで本来のアバターが持つ見た目や雰囲気、印象などを変えることを指します。
アバターを自分の分身となるキャラクターと捉える人の多いVRChatにおいて、自分の目印となるようなトレードマークをアバターに付け加えることは個性や自分らしさを強調するための重要な手段といえるでしょう。
一般に「アバター改変」としてやることについて、技術要素に着目すると下記のように分類できます。
- 髪や服の色、模様などの見た目を変える→色改変
- メガネなどのアクセサリーをつける→アクセサリー改変
- シャツなどの衣装を着せる→衣装改変
- そのほか、物の出し入れをする、ペットを連れ歩く、ハイタッチしたときにエフェクトを出すなど…(一部は必修 講義で、更に詳しい話はアバターギミック本科で扱うよ!)
より多くの人に自身のアバターを披露したいのであれば、アバターの軽量化も検討すべきでしょう。
アバター改変は主にUnityやVRCSDKといった各企業から出されている公式のソフトウェアやツールに加え、lilToon、ModularAvatar、AAOなどといった個人制作によるツールやシェーダー等を用いて行われます。
以下にアバター改変のおおまかな3ステップを示しますが、人によって手順が簡略・複雑化することがあります。
- BOOTHなどのサイトからアバター素体や衣装などの素材を購入・ダウンロードして集め、Unityのプロジェクトウィンドウに追加する。
- ModularAvatarを使って素材を組み合わせたり、マテリアルのプロパティを調整して色などの見た目を調整する。頭につけるアクセサリーなどの場合、位置や大きさの調整も行う。
- VRCSDKを使って改変したアバターをアップロードし、VRChat上で見た目や動作の確認をする。
Unity本科は、これら基礎的なアバター改変を通じてUnityの様々な機能、概念について本科レベルで理解を深めていくための学科です。
最初のうちはUnityは取っ付きにくく、扱えるようになるために覚えることも沢山あるでしょう。Unityを使うのは難しいと感じることも多いかもしれませんが、是非、UniMagicという環境を存分に活用してみなさんの「やりたいこと」が実現できればと思っています。
なぜ?
なぜアバター改変をするのかについては、Unity本科に応募したみなさんであれば既に各々にとっての魅力ややりたいことが定まっていることでしょうし、今さら述べる必要は無いかと思われます。
ですが念の為、アバター改変による効果が働いている例として以下のGlinT学長のアバター写真を用いて行います。
この改変の元となるアバターはアッシュちゃんですが、元となるアッシュちゃんのBOOTHの商品紹介ページ1 から両者の見た目を比較してみると雰囲気や印象がかなり変わっている ことが直感的に分かると思います。
以下に、改変したと思われる部分を列挙してみます。
- 髪型の変更(ショートヘアからロングヘア)
- 髪色の変更(シルバーからダークブラウン)
- 目の色の変更(青色から赤色)
- 衣装の変更(ニットパーカーから法衣モチーフのもの)
- 既存のアクセサリの除去(✨️の形をしたヘアピンと獣耳)
書き出してみるとたった5点ほどのみですが、これだけでも元となるアバターの見た目をかなり変えられることが分かるかと思います。
アバター改変に関わる技術を一から覚えていくのは大変なことですが、慣れてくれば簡単に自分らしさを出せるようになっていくことでしょう。クラスメイトの皆と一緒に、ぜひこの機会に学びを深めていってください!