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トゥーン

アニメ調のような見た目のこと

なに?

トゥーン(Toon(Cartoonの省略形): 漫画、アニメーション)とは漫画・アニメ調のタッチやそのような見た目のことを指します。

3DCG技術においては、「トゥーンレンダリング」として3Dのモデルを2Dのアニメ調のように描くための手法として取り上げられることが多いです。

具体的には陰影の塗り分けがセル画のように数段階のみである、はっきりとした輪郭が出てるといった特徴が見られます。 現実世界の見え方と全く同じであること、すなわち写実的な表現が求められる3DCGにおいて敢えて表現力を落として一種のデフォルメ化をしたもの、ともいえるかもしれません。

ちなみに、トゥーンレンダリングと区別するために本来の写実的な表現をすることを「リアル調(な)レンダリング」と呼ぶこともあります。

トゥーンレンダリングの具体的な特徴について、以下のGlinT学長のアバター写真から確かめてみましょう。

GlinT学長のアバター

この写真はlilToonというトゥーンレンダリング向けのシェーダーにより描画されたアバターですが、以下のことがわかります。

  • 顔をはじめとした肌への陰影がほとんど見られない
  • 胸部から下腹部にかけてインナーに落ちた陰影の塗り分けが非常にシンプル
  • 右手と背景の境界となるような輪郭線がくっきりと出ている

上記のような処理をトゥーンレンダリングとして行うことで、よりデフォルメの効いた「アニメ調」らしい見た目を表現することができます。