パラダイムシフト
「技術と向き合う」上での大切な心構えのひとつで、今まで「当たり前」だった考え方、価値観が劇的に変化すること
なに?
辞書によると「ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。社会の規範や価値観が変わること。」1 とあります。
パラダイムシフトの一例として、衣装改変の考え方の変化が挙げられます。
従来の衣装改変では「プレハブをアンパックしてBoneに相当するGameObjectを手動(あるいは半自動)で入れ子にする、破壊的なもの」という考え方が一般的でした。ところがModular Avatarの普及により、もはや自動で入れ子対応を行ってくれる、いわゆる「非破壊ツール」という考え方が広まりました。
UniMagic憲章においても、「UniMagicと、UniMagicに関わる者は、挑戦と探求を忘れてはならない。現状維持とは緩やかな衰退である。新たな技術を恐れず、好奇心に身を任せ探求をすると同時に、UniMagicはその構造をもって挑戦を受け入れる。変化を恐れてはいけない。」というようにパラダイムシフトと向き合うことの重要性が説かれています。
なぜ?
パラダイムシフトを重視すべきなのはなぜでしょうか?
その理由の一つは、「巨人の肩に立つ」ことを絶えず実践するためだと思います。従来よりも優れた手法があるのであれば、それに乗り換えることをためらわない心持ちが重要です。
「個人の価値観が変わっていくさま」自体もパラダイムシフトである、という見方もできます。パラダイムシフトを重視するということは、他者の価値観を受け入れていくこと、すなわち他者を尊敬することに繋がるから、といえるかもしれません。