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Texture

アバターや衣装に「貼られる」画像そのもの

なに?

テクスチャとは、アバターや衣装のメッシュに対して貼られる画像そのものです。

アバターの髪の色、肌の色、服の色などの発色のベースもテクスチャによって決められています。

テクスチャ画像の格納先はアバター・衣装制作者の意向によって異なりますが、①ダウンロードしてきた圧縮ファイルに一緒に入っている、②もしくは衣装/アバターデータとは別でBOOTH上で配布している、③Unityに展開したファイル一式に含まれている のいずれかのケースであることがほとんどです。テクスチャデータはたいていPNGもしくはPSD形式のファイルで、ペーパークラフトのように「展開」されたものがマテリアルごと(髪用のテクスチャ、顔用のテクスチャ、体用のテクスチャ、…)に用意されています。

PNGとPSDの大きな違いは、「元となるレイヤー情報を持つかどうか」です。大抵の制作者はレイヤー情報をもつPSD形式でテクスチャ作成を行っているので、PNGとPSD形式のファイルが共存している場合はPSDファイルを優先的に使うと細かな編集が容易に行えます。PSDファイルの編集にはPhotoshopやClipStudio、もしくはフリーソフトならPhotopeaを使うのがおすすめです。

テクスチャは、各辺の寸法が2の累乗(2,4,8,16,32,64,128,512,1024,2048,...)であることが望ましいとされています1 。これは、Unityが内部的にテクスチャを2の累乗の正方形のデータとして一律に取り扱っているためです。 ですがあくまでも理想的とされているものであり、必ずしもテクスチャが正方形であったり寸法が2の累乗である必要はありません。この場合、「2の累乗の正方形」となるようにUnity内部で引き伸ばしを行っています。

高品質なアバター衣装の制作者によってはテクスチャサイズを2K(2048×2048)あるいは4K(4096×4096)で提供している場合もあります。4Kテクスチャ(PNGフォーマット)の場合、圧縮率にもよりますが1ファイルで10~20MBほどの容量になる場合もあり、フルセット衣装の場合は塵積で総容量が100~200MBほどになる場合もあります。「あの人の衣装は綺麗だけどダウンロード容量が大きいから2K(4K)テクスチャを使っているに違いない」などといった会話はこのことを指しています。

余談ですが、「アバター容量が大きすぎてアップロードができない!」となったら、大抵は1つあたりのテクスチャサイズが大きすぎるか余分なブレンドシェイプが多すぎるのが問題になるので、まずはテクスチャサイズを一段階(4Kなら2Kへ、2Kなら1024へ、1024なら512へ)圧縮することを試みてみましょう。

Footnotes

  1. https://docs.unity3d.com/ja/2022.3/Manual/ImportingTextures.html